エース小野寺貫禄のピッチングで2勝目「でらほー!」
4/20 埼玉武蔵ヒートベアーズ 5-2 福岡ソフトバンクホークス四軍(県営大宮球場)
「さすが」と言うしかない。小野寺賢人がエースの貫禄を見せた。前回に続いて中5日での登板。巨人三軍戦では粘りながらも引き分けに終わり、悔しい思いをした。それだけにこの日の小野寺は気合いが入っていた。
打線もエースの奮起に応える。3回裏に阪口、根井、町田が連続タイムリーを放ち、一挙4点。その後も5回に根井の犠牲フライで1点を加えた。
5点の援護があれば小野寺には充分。8回124球を投げ、被安打は8ながら要所を締めて2失点。奪三振7の快投だった。
9回は新星・芦田丈飛が登板し無失点。初セーブを挙げた。球場の球速表示で150キロを計測した豪腕も、「小野寺さんの勝ちを消さないようにというプレッシャーがありました」と笑った。
野手では金子が3打数3安打と大活躍。キャプテン根井も好調で3打点町田の盗塁刺、阪口の強襲ゴロを好捕したファインプレーなど見所の多い試合だった。
ヒーローインタビューで小野寺は「納得いかないピッチング」と満足は見せなかったが、嬉しい2勝目に笑顔で「でらほー!」を響かせた。
2勝目を挙げた小野寺賢人
「中5日できついことはきつかったんですが、早い回に援護をもらえたので、丁寧に投げられました」