6/1 埼玉武蔵ヒートベアーズ 11- 1新潟アルビレックスBC(熊谷さくら公園野球場)
交流戦新潟アルビレックス戦第2戦は、ベアーズ先発が由規、新潟先発がラッツキーという対戦だった。清田育宏はスタメンを外れ、DHには初スタメンのルーキー日髙響太が入った。
由規は初回四球でランナーを出し、暴投とタイムリーエラーで1点を失う。リードされる展開となったが、2回裏には5番根井大輝の四球からチャンスを作る。続く6番町田隼乙がライトへ二塁打を放ち、一死2,3塁とすると、7番片山博視がライト線へタイムリー2塁打。ベアーズが見事に逆転した。さらに満塁から押し出しで1点追加。3-1とリードを広げる。ラッツキーには初回だけで46球を投げさせた。
ベアーズは3回裏にも4番坂口竜暉、根井が連打。一死2,3塁から片山のショートゴロの間に1点を追加した。ここで新潟はラッツキーが降板。代わって小林がマウンドに上がった。
4回裏、ベアーズ打線が猛攻を見せる。1番伊藤康人、2番青木玲磨がチャンスを作ると、新潟は小林から高橋に投手交代。前日ホームランを打っている高橋から3番金子功児がタイムリー二塁打、さらに4番坂口竜騎が2点タイムリーで畳み掛ける。さらに片山のショートゴロでランナー封殺の間に1点を追加し、8-1と大量リードした。
由規は6回まで102球を要したが、被安打3、奪三振6、与四球1と安定したピッチング。守備のエラーでピンチは作ったが2回以降は無失点で凌ぐ。7回は長坂拓夢が3人で切った。
ベアーズ打線は止まらず、6回裏に4番坂口のタイムリーで9-1、さらに7回裏には代打清田育宏がヒットで口火を切ると、続く代打田村剛大が四球。無死1、2塁から9番上田が左中間を破る2点タイムリーを放ち、11-1で7回コールドのサヨナラ勝利となった。
2連勝のヒーローは、猛打賞の活躍を見せ、サヨナラの立役者となった上田大輝。「守備で迷惑をかけていたので…角社長に指導を受けたり、色々な人に助けてもらいました」とお立ち台に立った上田には、チームメイトからホースとバケツで水がかけられ、頭からずぶ濡れになった。「一日1本と思っているので、3本はたまたまです。清田さんに『下半身を使えていない』と指摘を受けて、そこを練習から意識するようにしています。まだ出来てはいないんですが、左中間方向に打球が行くときはいいと思います」
待望の4勝目を挙げた由規
「前回まではかわすピッチングでしたが、ようやく良くなって一つ掴んだ感じ。今日はストレートが良かったので、ストレートが良ければこういうピッチングが出来る。ギアも上げられたし、右打者が多かったのでスライダーも決まりました。大量の援護点もあって、余裕があった。初回だけですね。先頭を出して、暴投もあって1点取られた。いつも初回の入りは意識してるんです。特にホームでは先に投げるので。(2回足踏みした後の)4勝目はすごく嬉しいです!」