7/6 埼玉武蔵ヒートベアーズ 1-8 横浜DeNAベイスターズ(UDトラックス上尾スタジアム)
NPB交流戦(準公式戦)の横浜DeNAベイスターズ戦が行われ、長尾光が先発。高卒ドラ1松尾に3打点許すなど終始リードを追う格好になり、ヒットは出るも打線が繋がらず、1-8と完敗した。
NPB戦が例年より多く組まれている今季、NPB相手でも星を落とさずにシーズンを戦えるかどうかが重要になってくる。連敗脱出後のDeNA戦、大事な一戦は長尾光が先発した。
長尾は立ち上がり、テンポよく速球と変化球を投げ込み、初回・2回とも三者凡退に抑えた。対するDeNAの先発は高卒3年目のサウスポー髙田琢登。威力のある速球とスライダーを駆使し、ベアーズ打線はヒットが出ても、打線が繋がらない。
3回表、長尾は先頭の森を四球で出すと、続く林にタイムリー三塁打を打たれ、DeNAが1点を先制した。4回にはドラフト1位で今日が19歳バースデーの松尾汐恩が初球をソロ本塁打。5回にもエラーとヒットで出たランナーを松尾がセンターへ2点タイムリー。ドラ1の実力を見せつけた。DeNAが0-4とリードする展開となる。
DeNAは5回に髙田からスターリンに継投。ベアーズはこのスターリンから先頭の上田大輝がヒットで出塁。ランナーがスタートを切ると、伊藤康人が1、2塁間を抜いてライト前ヒット。無死1、3塁のチャンスを作る。ここで打者は頼れる2番・清田育宏。見事にタイムリーを放ち、1-4。ベアーズが1点を返した。だが反撃は1点止まり。
6回表にマウンドに上がったのは長坂拓夢。やめていた振り子二段モーションを復活させている。この回先頭の上甲が粘った末のエラーで出塁。さらにヒットと送りバントで一死2、3塁のピンチを作るが、後続を打ち取って凌いだ。長坂は7回も登板し、無死2,3塁のピンチから、松尾、勝又、粟飯原と打ち取って2イニング無失点で切り抜けた。
反撃したいベアーズ。上田が3安打と奮闘するも、6回から登板の元茨城の渡辺明貴の前にヒットを繋げず無得点に終わる。
8回のマウンドには芦田丈飛が上がったが、ピシャリと抑えることが出来ない。四球でピンチを作り、二死までこぎつけるが、森、東妻、勝又に三者連続タイムリーを浴び、この回4点を失った。1-8と点差は7点に広がる。
8回裏はマルセリーノ、9回裏は加藤大と神奈川に派遣されていて対戦経験のある投手だったが、阪口の死球以外は塁に出ることが出来ず、試合はそのまま1-8で終了した。
全体的に力負けという格好だった。疲れの出る時期ではあるが、投打各々の反省点を次回のリーグ戦に活かしてもらいたい。
先発して5回4失点(75球 被安打4与四球2奪三振7)の長尾光
「いつも以上に気合は入っていました。(ホームランとタイムリーを打たれた)松尾は2つ下なので抑えたかったんですが、甘くなった球は打たれますね。ホームランはカットボール。カウントを取りにいった球を打たれました。今日立ち上がりはよかったですね。二巡目以降は配球の問題もあったと思うので、次回に生かしていきたいと思います」
2イニング無失点の長坂拓夢
「(振り子投法復活は)この方が球に勢いがつけられるので復活してみました。ランナーが出ない間はこれでいきます。今日はピンチでギアを上げて、全球勝負球で抑えられたのが良かったです」
(写真: 株式会社中原写真事務所)
(記事: HISATO)