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9/22Fri2023試合情報

雨中の激戦 リーグCS第三戦は2-2で勝ち負けつかず

9/17 埼玉武蔵ヒートベアーズ 2-2 信濃グランセローズ(UDトラックス上尾スタジアム)

1勝1敗の五分で迎えたBCリーグチャンピオンシップ第三戦は、舞台を埼玉に移して行われた。高レベルな投手戦の様相も雨に邪魔され、8回途中で中断、そのまま雨天コールドとなった。

先発は初戦の松本と同じく、ベアーズが小野寺賢人、信濃が荒西祐大と安定した二投手。前回も緊迫した展開をもたらした二人の投げ合いだけに、当初から投手戦が予想されていた。早めに先手を取りたいところ。

小野寺は立ち上がりストレートも走り、変化球もよく決まる。初回、2回で3三振を奪う素晴らしい滑り出しを見せた。

ベアーズ打線がその投球に応えた。2回裏、ヒットで出た金子功児を塁に置き、町田隼乙がセンターバックスクリーンに入る飛び込む2ランホームラン。願ってもない先制点を荒西から奪った。

しかしそうそう簡単にはいかないのが信濃戦。3回の表、ジェスのチーム初ヒットを皮切りに、打ち取った当たりがヒットになるなどして満塁のピンチとなった。二死までこぎつけたが小西に2点タイムリーを浴びてしまう。2-2と試合は振り出しに戻った。

4回5回は雨が本降りとなってきて、ここからは雨との戦いになった。しかし小野寺も荒西も、それに負けない素晴らしい投球を見せた。コントロールミスがほぼなく、小野寺は無四球。荒西も四球は初回の1つのみ。両者三振を奪い、ヒットが出ても散発。決め手がないまま膠着状態が続く。グラウンド整備を挟んで、小野寺は続投。荒西は7回に石本にマウンドを譲った。雨は激しくなる一方で、それでも8回まで回は進んだが、8回表二死2塁の場面で審判団が中断を判断。そのまま試合は雨天コールド。引き分けとなった。

雨に水を差された形になったが、チャンピオンシップのレギュレーション自体は変わらない。3勝した方がリーグチャンピオンとなる。23日も負けられない試合が続く。試合後のミーティングでは清田育宏が「チーム力は向こうが上。でもこの3試合ですごくいい経験をしている。成長出来る試合。今日は早く寝て明日に備えよう」とチームを労った。

小野寺賢人(7回⅔  118球 2失点 被安打6 奪三振9 与四死球0)

「(この日はうな重が差し入れされた)うなぎは試合前に食べました。美味しかったです。球は今日良かったみたいですね。向こうの反応が150出てるんじゃないかぐらいな感じでした(笑)信濃打線は当たりが悪くてもヒットゾーンに運ぶのが上手いですね。やられてる感じはしないんですけど、チームの強さがそういうところに出てるんじゃないですか。雨はひどかったです。5回はもうヤバかったです。荒西さんはすごいですよ。(続投は志願で?)もう言われる前に今日は行きますって。今日は投げて、明日以降はみんなに任せます。優勝したいです」

2ランホームランの町田隼乙

「(試合前にそろそろ打てそうと言われて)フラグ立ったっす。まっすぐを狙っててたまたまスライダーが入ってきたので打てました。バットが折れた当たりは、もったいなかったですね。結構調子よく球は見えてるんで、そんなに追い込まれてからも苦じゃないんですけど、見える分当てにいっちゃって。振れば良かったです。リード面であるとすると、信濃は追い込んだらカットしてくる。強振してこない。追い込んでからの打ち取り方を考えないとならないですね」

(写真:中原写真事務所)

(記事: HISATO)

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