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倉橋2年ぶりの先発 レジスタ総力戦で茨城に逆転勝ち

23.08.13 [Sun]

8/13 埼玉武蔵ヒートベアーズ 13-7 茨城アストロプラネッツ(レジデンシャルスタジアム大宮)

首位栃木にマジックが点灯。首位戦線は栃木優位には違いないが、まだ終わったわけではない。総力戦のホーム4連戦最終日はレジデンシャルスタジアム大宮。終わってみれば両軍合わせて29安打が乱れ飛ぶ乱打戦となり、13-7でベアーズが逆転勝利した。

先発として予告されたのは今シーズンずっと中継ぎで投げてきた倉橋瞳人だった。2年ぶりの先発マウンドだが、今季最長でも2イニングの倉橋だけに、長いイニングは考えられない。残り試合も少ないだけに総力戦で勝利あるのみだ。

初回、倉橋は先頭の土田にヒットと盗塁でかき回され、石垣のタイムリーで先取点を許してしまう。さらに石垣も盗塁し、エルナンデスJr.にタイムリーと、初回に2点を失った。

対するベアーズ打線は先頭の伊藤康人が四球、続く清田育宏がヒットでチャンスを作り、一死1,3塁から阪口竜暉がタイムリー。1点を返した。

1点差とした後の倉橋は落ち着いて2回表を抑えたが、3回表にまたしてもエルナンデスJr.にタイムリーを浴びて2点追加され、1-4と点差を広げられた。

雨雲が近づき、いつ大雨が降るとも分からない中、早めに逆転したいところ。ベアーズは予定通りに早めの継投で4回から長坂拓夢が登板する。ランナーを出しながらも4回表を無失点で抑えた。

良い流れを受けて、4回裏にベアーズが集中攻撃を開始する。根井大輝が四球、上田大輝がヒット、伊藤が四球で一死満塁のチャンスを作ると、ここで勝負強さを発揮したのがやはり清田だった。ライトへ放った打球はタイムリーとなり、ライトが後逸する間に3人の走者が帰った。逆転の一打。続いて好調の阪口が再びタイムリーを放ち、6-4と2点差に広げた。

5回表は長坂が3人で片づけ、5回裏にまたベアーズが猛攻を見せた。福田、巽、有馬と茨城も早めの継投だったが、有馬が四球を連発し、無死満塁になったところで三連投となる浅野がリリーフ。前日抑えられた浅野から、上田が猛打賞となる2点タイムリーを放ち、さらに青木玲磨が犠牲フライで1点追加。9-4とリードして5回を終えた。

6回表は石田駿がヒット1本に抑え、無失点で終えた。6回裏にもベアーズが追加点を挙げる。町田隼乙、伊藤、守備から入った三浦豊がタイムリーヒットでこの回4点。13-4と大量リードを奪った。

7回表のマウンドには芦田丈飛が上がった。しかしナルエフォールにBCリーグ初ヒットを献上すると、瀧上、エルナンデスJr.にタイムリーを浴びて3失点。ここで芦田はマウンドを加納辰也に譲った。降り始めた雨の中で加納は日渡を三ゴロに仕留め、ここも見事に火消し役を務めた。

7回を終わって13-7というスコア。8回9回の2イニングを菅原宗一郎が無失点で凌ぎ、両チーム総力戦となった試合を締めた。勝利投手は2回無失点で逆転に繋げた2番手長坂拓夢だった。

栃木は神奈川と戦ってビハインドからの逆転劇を見せ、優勝マジックは5に減った。だが、ベアーズにもまだ可能性は残っている。残るは4試合。最後まで一丸となって向かっていく。

時間の都合上ヒーローインタビューは行われなかったが、景品パークヒーロー賞は3安打2打点の上田大輝に贈られた。

「ここ最近の負けもあって少し暗い雰囲気もありましたが、点を取られたすぐ後に返せたので、そこでみんな前を向けたと思います。福田投手は真っすぐとチェンジアップの投手で、スピードはそんなに早くないですが、変化球との見極めが大事だと思って打席に立ちました。強引にならないよう、後ろに繋ぐ意識で入ったのが良かったと思います」

チームとしてはなかなか連打が難しく「走塁でしっかり次の塁を狙っていこう」と全体で話があったという。タイムリーを打った場面では、監督に「ピッチャーの代わりっぱなの初球狙っとけよ。当てにいかずに振ってこい」と送り出されたそうだ。

「何とか食らいついた結果、良いところに転がってくれました」

2年ぶりの先発となった倉橋瞳人(3回4失点 被安打7)

「普段と違う調整は難しかったですが、いつもと変わらない準備をして臨みました。空さんからは長いイニングを投げようとしなくていいから、1イニングずつ全力でいけと言われました。3イニングは長く感じました。反省としては、初回の入りをもっと見直さないとと思います。ランナーが出てからの間や首の使い方が出来ず盗塁され、町田にも負担をかけたのは申し訳ないです。四死球を出さなかったところが唯一の良かった点で、それ以外は全部ダメでした」

 

(写真: 株式会社中原写真事務所)
(記事: HISATO)